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熊谷スマートシティ デジタルデザイン企画

「未来のまちづくり スマートクールシティワークショップ」 第2回ワークショップ

「気象観測やカキコまっぷ(電子地図)のインプット、班ごとに観測地点とクールアイデア検討」

開催日時: 2024年6月29日 Sat.13:30〜15:30

イベント概要

このプロジェクトは熊谷の夏を、「暑さだけでなく、将来を見据えたデジタルと絡めた事業をやっている」とポジティブに発信し、熊谷市民やまちに関わる全ての方に誇りに感じてもらえるまちづくりをしたいとの想いから、立正大学との共同研究を市民・大学・産業関係者・起業家と連携して行うものです。

第1弾として、今年度は熊谷市の特徴でもある暑さ(気温・湿度)に関するデータを市民参加で観測し、涼しさを感じられる取組の効果なども含めた観測結果の分析や、観測機器やノウハウをパッケージ化し創業へつなげる検討を行います。

イベント詳細

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開会挨拶

ワークショップは、大島副市長の挨拶で始まりました。大島副市長は、スマートクールシティワークショップの重要性と、市民と参加者の皆様と職員が、新しい観測の仕方を検討したり、きちんと政策議論する場のモデルとしても期待している旨を述べました。

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前回の振り返り

第1回ワークショップで各班が出したアイディアとそれに対するフィードバックについて、振り返りを行いました。
また、今回は前回出したアイディアに囚われることなく、仮説を立てて気象観測場所を決定したり、次回実施するクールアクションのアイデアを検討してほしいと説明がされました。

前回のワークショップで出たアイデア(おさらい):

A班:エアコンの排熱利用(水をお湯に変えて簡易お風呂などに活用)
B班:伝える・伝わるネットワークづくりの大切さ、若者が高齢者を引っ張りDXを活かしたコミュニティづくり
C班:データに基づいた暑さ対策が大切、湧水や星川を活用し、打ち水で暑さを抑える
D班:夜市開催を増やしたり犬の水飲み場をつくるなどし、星川で涼みながら地域活性化
E班:もっと市の取組みを知ってもらうために、WEBへの誘導策として紙媒体を活用する。どうせやるなら日本一として大きくPRした方がよい。中心市街地を車両乗り入れ禁止にして環境改善する。緑化や個人店舗を増やすなど独自の取組みを全国に発信したい。

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インプット・セッション

気象観測の仕方:白木ファシリテーターから、データロガー温度計「おんどとり」の説明や、器差補正とその方法、正確な観測のための日射シェルターの必要性、自然通風シェルターと強制通風シェルターの違い、機器による金額の違い、観測地点を考える際のポイントなどの説明がなされました。
また、観測当日に使用する観測機器の試作品が紹介され、参加者は観測機器を手に取って構造を見たり、重さを確かめたりしました。

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周りを巻き込んで楽しく涼しく:三宅ファシリテーターからは、せっかくの取組なので、きちんと測りつつ、自分たちのアイディアで気温を下げるクールアクションも行い、このワークショップの参加者のみならず、周りの友人や家族、地域の人も巻き込んで、みんなで暑い熊谷を楽しく、涼しくしようというお話がありました。​​

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市の役割:副市長からは、熊谷市の暑さ対策は、市民の皆さんと面白がりつつ続ける新たなフェーズ(第2期)に入っているとの説明がありました。また、今回のワークショップでは各班に職員も参加させ、できるだけの安全対策を行う旨の説明がありました。

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ディスカッション・アウトプット

参加者は各班に分かれてディスカッションを行い、10か所の気象観測地点を決めたり、クールアイデアの検討を行いました。

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インプットセッション

カキコまっぷについて:政策調査課から、観測地点の気温等の記録する電子地図「カキコまっぷ」の概要と、実際にどのように操作し登録するのかなどの説明を行いました。

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観測地点の登録

班ごとに熊谷市の学校で生徒が使用しているタブレットを使い、決定した観測地点をカキコまっぷ登録する作業を行いました。予め登録しておくことで、当日の観測がスムーズになります。
また、電子地図上で情報を他の班とも共有しているので、全ての班の観測地点がエリアのどこにあるのかが分かったり、他の班とのエリアの境界上に観測地点があった際に、「2か所が近すぎるから別の場所にしよう」などの調整がスムーズにできます。

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アウトプット

クールアイデアの発表:各班で検討したクールアイデアも発表されました。各班ごとに多種多様な発表がありました。
A班:観測機械の下にブルーシートのようなものを敷いて、地面からの輻射を防いだら温度が本当に下がるかどうか確かめてみるようなことを考えている。
B班:新潟など雪の多い地方にある雪を解かすために水をちょろちょろ出せるようなものを、どうにか星川から引っ張って張り巡らせられないかというアイディアがあり、試験的にペットボトルや如雨露で観測地点のところに撒いて、測りなおす時にやり続けながら測ったらどうなるかをやってみようかと考えている。
C班:冷やすために水を撒くためにちょうど駅前なので水道が使えるなとか、冷やすために日傘を使えないかということと、地域のお店に協力してもらい水を用意してもらうや、知り合いのうちに声をかけてこの日に回りますので皆さん水用意してくださいっていうふうに、ちょっと巻き込むように連絡してみようと思っている。
D班:土と草と壁の色による差をみたり、ペットが氷で涼しくなる特許を持ったもので、その差を調べてみたいと思う。

E班:観測エリアに万平公園があるので、水風船を使ってバッティングしたり遊んだりしながらどれだけ涼しくなるかということと、見た目でも涼しさをアピールできたらいいなと思っていて、野球関係で小学生や、中学校のPTA会長をやっているので中学生も巻き込んでいければ大々的に、人数も多めでできたら、なおさら涼しさがアピールできるのではと考えている。

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総括

第2回ワークショップでは、各班で観測地点10か所を決めたり、カキコまっぷへ観測地点をの登録したり、まちを涼しくするクールアイデアを検討したりしました。
第3回のフィールドワークでの観測に向けて、10か所の観測地点の微修正や、観測地点のみんなで楽しくまちを涼しくするためのクールアクションのための機材や周りへの声掛けなど準備していきます。

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